青山財産ネットワークスグループは、2025年1月、新たな仲間を迎えました。「相続」に強みを持つ国内有数の専門家集団「チェスターグループ」です。
税理士法人チェスター、司法書士法人チェスター、行政書士法人チェスターと業務提携契約を締結。また、株式会社チェスター、株式会社チェスターライフパートナー、株式会社チェスターコンサルティングの株式取得並びに簡易株式交換により、経営を統合しました。
経営統合の背景にある思い、期待するシナジー効果、これからお客さまにご提供できる価値について、青山財産ネットワークス代表の蓮見正純とチェスター代表社員の荒巻善宏・福留正明がお話しします。
まず、チェスターグループについてご紹介します。税理士法人チェスターは2008年の創業以来大きく実績を伸ばしており、現在は業界トップクラスとなる3,000件以上の相続税申告業務を行っています。また、同グループにて不動産売却、生命保険活用、遺言書作成などの相続回りの手続きをワンストップでお客様に提供しています。
より大きな価値提供へ――同じビジョンに向けて進んでいく
青山財産ネットワークス/蓮見(以下、青山財産):私たちの存在意義・経営の目的とは、財産の承継・運用・管理を通じてお客さまの幸せに貢献すること。そして共に働くメンバーが物心両面で幸せになることです。それを実現するためには、自分たちの力を質・量ともに高めていく必要があります。その目標に向け、今回の統合は非常に大きな力になると考えています。チェスターの代表メンバーはまだ若いながらも、創業以来16年間でしっかりとした仕組みを築き上げ、大きな成長を遂げてこられました。そのポテンシャルに可能性を感じており、私たちと一緒に走ってもらえれば、さらに良いサービスを提供できると考えています。単にお互いの業務を補い合うだけでなく、同じビジョンに向かって一緒にサービスを磨き上げていけることにワクワクしています。
チェスター/荒巻・福留(以下、チェスター):私たちとしても「ワクワク感」は、統合の決意に至った重要な要素です。チェスターとしてより大きなビジョンを描くために、これまでにも他の会計事務所や相続関連サービス会社との統合を検討したことが何度もありました。しかし実行を断念してきたのは、「ビジョンを共有できない」からでした。しかし、青山財産ネットワークスと出会い、同じビジョンに向けて進んでいけると感じました。「足し算」ではなく「掛け算」で展開していける、と考えています。
「相続」にまつわるサービスラインナップを拡大
青山財産:青山財産ネットワークスが手がけてきたのは、総合財産コンサルティングを中心とした「不動産購入・売却支援」「不動産有効活用コンサルティング」「事業承継コンサルティング」などのコンサルティングサービスです。「相続」に関しては、財産コンサルティングの一環として課題に対応してきましたが、相続時の対応を前面に出したサービス展開は行ってきませんでした。今回の統合により、相続手続き・相続登記・相続税申告・不動産売却など、相続関連のサービスをワンストップで提供できるようになりました。
チェスター:私たちはさまざまな集客ルートを持っていますが、相続発生直後の手続きや申告案件で手一杯の状態で、生前対策や相続後のアフターフォローといったニーズに応えるところまで手が回っていませんでした。より大きな価値提供を目指しながらも、ブレーキを踏み続けていることにもどかしさを感じていたので、今後の広がりに期待しています。
日本全国・多種多様な不動産の売却相談が可能に
青山財産:不動産の売却については、私たちは都心の不動産には強みを持っていますが、地方の不動産に関して、お客様からご相談いただいた際、ニーズにお応えすることが難しいこともございました。
チェスター:チェスターでは首都圏から地方まで、日本全国で相続に関する不動産取引を手がけています。扱う物件も、戸建て・土地・店舗・マンション・アパートをはじめ、地方に所有している空き家や駐車場、稼働率がかんばしくない収益不動産、山林、別荘地など、多種多様。通常、売却することが困難な「負動産」も多数売却してきた実績があります。日本全国に買取実績がある投資家や不動産業者が多数あり、売却ルートを確立しているため、不動産の査定から契約・引き渡しまでスピーディな対応が可能です。
私たちがお手伝いしてきた事例では、「相続した不動産を活用できていない」など、相続を起点に売却へつなげていくお客さまが多いです。相続不動産の取引の場合、売り方によって税額が変わることがあるほか、さまざまな特例を活用することで手残り額を増やすことも可能です。相続時の不動産取引はもちろん、その際に発生する税務業務も強みとするため、相続回りの専門病院的な役割を担っていきたいと考えています。
このように、取り扱い領域が異なる2社が連携することで、それぞれの強みを活かし、総合財産コンサルティングサービスをさらに強化・拡大させていきます。相続や相続不動産にまつわるお悩みも、ぜひお寄せください。
プロフィール
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税理士法人チェスター
代表社員 福留 正明(写真右)
代表社員 荒巻 善宏(写真左)
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税理士法人チェスター
代表社員 福留 正明(写真右)
代表社員 荒巻 善宏(写真左)
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経歴
代表社員 福留 正明(写真右)
2000年 奈良学園高等学校卒業
2004年 神戸大学経営学部卒業
2004年 公認会計士第二次試験合格
2004年 監査法人トーマツ入所
2007年 辻・本郷税理士法人 相続税専門部署
2008年 税理士法人チェスター 創業 代表社員
代表社員 荒巻 善宏(写真左)
2004年 同志社大学商学部卒業
2004年 公認会計士第二次試験合格
2004年 監査法人トーマツ入所
2007年 株式会社チェスター代表取締役就任
2008年 税理士法人チェスター 創業 代表社員
※役職名、内容等は2025年1月時点のものです。